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YAM Yokoito Additive Manufacturing
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DyeMansion社とパートナーシップを締結、樹脂3Dプリント後処理システムの国内販売を開始

更新日:2月14日

デジタルファブリケーション技術を通じて「全てのアイディアをカタチにできる社会」を目指す活動をおこなってきた株式会社YOKOITO(本社:京都府京都市下京区、代表取締役:中島 佑太郎、以下YOKOITO)のAM関連事業部門であるYokoito Additive Manufacturing(以下YAM)は、樹脂3Dプリント後処理技術のリーディングカンパニーであるDyeMansion(本社:ドイツ ミュンヘン、CEO & CO-FOUNDER:Felix Ewald、以下 DyeMansion社)とセールスパートナー契約及びプロダクションパートナー契約を結びました。


これにより、DyeMansion社のパウダーベッドフュージョン(粉末床溶融結合法:粉末材料を焼結して積層する3Dプリンターの造形方式、以下PBF)用後処理システムの国内総代理店として販売を開始します。

また、弊社のYokoito Additive Manufacture Center内に同社設備を導入し、3Dプリンターを用いた最終製品生産の研究を加速させます。


製品の品質を重視する日本では、3Dプリンターで造形した部品の積層跡が一つの原因となり、Additive Manufacturing技術(※1 付加製造技術:以下AM技術)の普及が諸外国と比べて進んでいないことが目下の課題です。


同社のクリーニング・表面処理・染色の一連の技術からなる、”DyeMansion Print-to-Productワークフロー”では、PBF3Dプリンターで造形した部品の表面の粗さを最大限に抑え、射出成形品と同等の表面品質を実現します。

また同時に、気密性や耐摩耗性の向上など、物性そのものの機能向上までもを可能にします。



この度のパートナーシップ契約により、PBFでの3Dプリント品のクリーニング・表面処理・染色までの最終製品の品質を実現するDyeMansion社の後処理システムの提供が開始され、最終製品生産まで一気通貫で実現するAMエコシステムが日本で初めて完成されます。

本後処理システムにより3Dプリント品の品質向上から、日本においてAM技術を我々の日常に溶け込ませることができ、AM技術の普及が加速していくことが期待できます。



※1 Additve Manufacturing(AM)について

「Additive Manufacturing(AM)」とは、一般に3Dプリントと呼ばれている技術を指す名称であり、3DCAD等により作成された3Dデータを元に、素材を加算的、つまり積み重ねていくことで形状を作り出す製造技術です。

一般的な製造技術である「除去加工」(素材から形状を削り出す加工法)や「塑性加工」(素材を型などを用いて変形させる加工法)などと比較して加工の自由度が高く、これまでは技術上の制約で実現の難しかった形状も製造することが可能となりました。

近年では試作技術としてのみならず、製造技術としての活用が広まっており、今後主要な製造技術の一つとなることが予想されています。



■DyeMansion社テクノロジー一覧

【Powershot C】クリーニングシステム